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【募集要項の見方】給与編


薬学生の皆さん、
合同説明会やインターン等に参加される中で

「募集要項」を見る機会が増えてきていると思います。

いまいち、何に注意してみれば良いかわからない、と感じていませんか?

ここでは、
【募集要項の見方~給与編~】
というテーマで

就活生の皆さんに役立つ情報をご案内します!

 

①給与形態を確認しましょう

・月給制: 
 日本企業の多くが「月給制」をとっています。

 毎月、基本給と一定の手当が支払われます。
 これに加えて、
 会社の業績や本人の成績に応じて賞与が発生し

 最終的な年収が決まります。

・年俸制: 
 給与の金額を1年単位で決定します。

 ただし労働基準法で、
 給与は「毎月1回以上の支払いの原則」が

 定められているため、
 12分割して毎月支給するケースや

 16分割して2ヶ月分の金額を
 賞与として支給するケース等があります。

年俸制は、契約後1年間は意に反して給与を減らされないことが大きなメリットです。
月給制の場合、会社業績によって「賞与が思ったより出なかった!」ということもありますよね。
ただし、年俸制は、その次の年にどんな金額になるのかがわかりません
場合によっては大きく減る可能性もあります。
それに比べると、月給制は安定しているといえます

一概にどちらが良い、とは断言できないため、
自分自身の価値観・重視するポイントと照らし合わせながら考える必要がありますね。

 

 

②月給制の場合、給与表示の仕方は、複数あります

====================
・A薬局: 月給280,000円

※上記金額には固定残業代30時間相当分を含みます

・B薬局: 基本給200,000円 + 諸手当
※月給例: 250,000円~(固定残業代20時間相当分を含む)

・C薬局: 基本給200,000円 + 諸手当
※月給例: 230,000円~(残業代別途支給)
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書き方が全く異なりますよね。

残業代が、別途支給で払われるのか、固定残業代として払われるのか、も大きな違いです。
例えば、上記3つの薬局をみても、
残業時間含めて同じ勤務時間を働いたときに、

実際に一番沢山の給与をもらえる薬局はどこなのか、きちんと計算してみなくてはわかりません。

 

また、そもそも基本給・月給、何が違うのでしょうか?

・基本給: 
 残業手当や通勤手当、
 役職手当といった各種手当や、

 歩合給のように業績に応じて支給される給与など
 を除いた、基本賃金のことです。

・月給: 
 月単位で金額が定められており、
 月単位で支給される賃金のことです。

 役職手当・資格手当などの
 毎月固定して支払われる手当を
基本給に
 加えたものが月給と呼ぶことが一般的です。

 

そして基本給は重要です。


☆残業代の金額に関わる
⇒ 残業代は、「残業時間×1時間あたりの基礎賃金×割増率」という式で計算されます。この1時間あたりの基礎賃金というのは、【基本給+諸手当】ですが細かな説明は省きますが、基礎賃金から除外される手当もあるため、基本給が基礎賃金の多くを占めているのです。つまり、基本給が高ければ残業代の計算に使う基礎賃金も高くなり、残業代も高くなるということです。

☆賞与の金額に関わる
⇒ 賞与の計算は、会社によって様々な算出方法はありますが、計算のもとになるのは基本給です。

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①月給250,000円~

(基本給220,000円+薬剤師手当 30,000円)
賞与 年2回、実績4か月/年
⇒ 220,000円×4か月=賞与880,000円

②月給250,000円~
(基本給160,000円+薬剤師手当50,000円+能力手当40,000円)
賞与 年2回、実績4か月/年
⇒ 160,000円×4か月=賞与640,000円
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同じ月給・賞与実績でも、金額は全然違いますね。

 

☆基本給は守られている
⇒ 基本給は、従業員の同意なく、会社が一方的に減額できるものではありません。各種手当と違って、毎月必ず支払わなければならず、簡単には減らせないのです。会社がもし基本給を減らすのであれば、合理的な理由のもと、個別に同意を得る必要があります。

 

いかがでしょうか?ここで大切なのは、
「募集要項に書かれている数字だけで、

 給与条件が良い・悪いを判断しない」
ということです。


それが示しているものは何なのか、正しく理解し、判断していきましょう。