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調剤薬局でも取得できる!専門性を活かした認定薬剤師③


本日は
「調剤薬局でも取得できる!専門性を活かした認定薬剤師」第3です!

先日、

日本薬局学会では「認知症研修認定薬剤師」の認定取得者を主な対象とした、
エキスパート研修を今年度から開催する

というニュースがありました。

【認知症研修認定薬剤師】ご存知ですか?

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認知症研修認定薬剤師(平成27年度創設)
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◆創設の目的◆
認知症領域において医薬品に関わる専門的立場から
医療・介護・福祉チームの一員として薬物療法を中心に参画するための能力と適正を備え、

さらに認知症の人とその家族等に対して薬学的視点をふまえた
助言および対応ができる薬剤師の養成を目的としている

◆認定要件◆
① 日本国の薬剤師免許を有し、薬剤師として優れた人格と見識を備えていること。
② 本学会(一般社団法人日本薬局学会)の正会員であること。
③ 薬剤師としての実務の経験を 3 年以上有すること。
④ 本学会が指定する認知症領域の e-ラーニングを 20 単位以上有していること。
⑤ 本学会が認定するワークショップで 6 単位有していること。
⑥ 認知症サポーターを取得していること。
⑦ 認知症の人への介入事例を 3 例以上提出すること。
⑧ 別途実施細則に定める認定試験に合格していること。(合格認定証を添える)
⑨ 薬剤師認定制度認証機構等で認められた研修認定薬剤師を取得していること。(※)
⑩ 職場長(薬剤部科長あるいは薬局長等)の同意があること。
⑪ 上記の認知症領域の e-ラーニング、ワークショップで単位取得開始後、4 年以内に申請すること。

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まだ新しい認定資格であり、これまで3回試験が行われましたが
合格者は計135名となっています。

今回のエキスパート研修開催の背景には
認定取得者が認定取得後の活動の共有する場を作ることで
さらなるレベルアップやモチベーションの維持につなげたいと考えがあります。

2025年には、約700万人もの高齢者が認知症になると言われています。
そのような中で、薬剤師はどのような役割を期待されているのでしょうか?

厚労省より発表された
認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン平成27年1月27日発表)には
以下のように明記されています。

※新オレンジプランには7つの柱があります
 7つのうち、2つ目が【認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供】
 さらにその中に主な政策が9つあげられています。

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主な政策2:
【歯科医師・薬剤師の認知症対応力向上研修】
歯科医師等による口腔機能の管理や薬剤師による服薬指導等を通じて
これらの専門家が高齢者等と接する中で、認知症の疑いがある人に早期に気付き
かかりつけ医等と連携して対応するとともに、その後も認知症の人の状況に応じた
口腔機能の管理や服薬指導等を適切に行うことを推進する。
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・認知症の早期発見
・かかりつけ医等との連携
・状況に応じた服薬指導

というのがポイントのようですね。

稚拙な表現しかできませんが、
「人との接触の中で、薬剤師としての役割は最大限発揮される」のだなあと実感します。

調剤薬局はサービス業だから、コミュニケーションが大事なのだ、
という声もよく聞きますが、それだけではありません。
薬剤師としての職能を発揮するためには、患者様や、他職種の方々と
コミュニケーションをきちんと取らないといけないのです。

「今後、薬剤師は何を求められるの?」と疑問に思っている薬学生の皆さん、
こういった国の政策・取組に、全て示されています。
就職活動・国試勉強も非常に大切ですが、医療・福祉・介護に関する国の政策に
目を向けてみるのも、今後の薬剤師人生に多いに役立ちますよ。