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スタッフコラム

薬局経営からの引退。譲渡の準備はいつからし始めればいいのか


薬局経営者は、いつか必ず「承継」、「上場」、「廃業」の3つの選択肢から一つを選ばなければなりません。「承継」を選択した場合、譲渡準備は、いつから行えば良いのでしょうか。理想の「承継」を実現させるためにも、決断に向けた準備はお早めに動かれることをお薦めします。

思い描いた引退をするためには準備がマスト

皆さまはご自身の引退について、どの様なお考えをされていますか。

「まだまだ現役だから今考えなくてもいい」
「息子に継がせることが決まっているから問題ない」
「誰かに継いで欲しいとは思っているが、急いで準備する必要はない」
「辞め時が来たらその時は廃業する」

経営者様からよくお伺いすることのできる回答です。
正直仰る通りで、今すぐ何かしなければならないというような考えの方の方が少ない状況です。

しかし、どの経営者様も引退に向けて事前に備えておかなければ、
“その時”になって、取れる選択肢が無くなっていることや、思うような引退ができない状態になっていると気付くことになってしまいます。

では、いつの時点で準備し始めるのがいいのでしょうか。

もう手遅れ?引退したい経営者からの相談事例

先日、とある薬局経営者様とお話しさせていただいた際に、引退についてのご相談をいただきました。

その経営者(法人)様は、調剤薬局を6店舗経営しており、全店舗経営状態も良好なのですが、ご自身の年齢のことを考えると、そろそろ引退の用意を始めたいという内容でした。

この法人様は取引先との繋がりが少し特殊だったため、買手が見つかる可能性が低いと考え、社内承継を予定し、後継者候補の方もいらっしゃったそうです。

しかし先日、あと数年で引退をしようと具体的に考え始め、実際に引退の話を進めようとしてみたところ、資金面の問題や後継者としての資質の問題が出てきてしまったそうです。

あと2、3年で引退したいと考えつつも、全く目途が立っておらず、立ち行かない状況になっておりました。

その経営者様から

「引退については前々から考えてはいたのに、どうしてこんな状況にならなかったのだろう」

と質問をいただきましたので、引退の準備を始めるタイミングについて、次のようにお伝えさせていただきました。

売り時と引退を検討し始める適切なタイミング

会社の承継は、時期を見誤ると納得のいく金額がつかないことや、買手が見つからないなどの状態になってしまうことが多く見受けられます。

自分の会社にとっての売り時はいつなのか、
十分な情報収集をしてタイミングを見極めることが非常に重要です。

具体的にはM&Aに精通したアドバイザーに事前に相談することや、自身の企業の市場価値を正確に把握しておくことが必要です。

売り時のタイミング

  • 業績が伸びている
  • 安定して一定以上の収益が出ている
  • 今後成長が見込めている

という状況で、後継者探しをする場合は、早い段階で買手が見つかる可能性が高いです。
また、譲渡対価についても納得のできる評価を頂ける可能性が高いと言えます。

理由としましては、買い手は、
「現在の価値」+「将来的にその事業から生まれる価値(利益)」
のような形で買収価額を決定するため、現在利益が出ていて、伸びているということは、プラス評価になりやすいためです。

買手が見つかりにくいタイミング

  • 業績が伸び悩んでいる
  • コロナの影響を受けてから回復の見込みが立っていない

という薬局は、正直なところ有望な買手が見つかる可能性は高いとは言えません。

しかし、今後更に業績が低下し、「廃業」を選択してしまうと取引先や従業員などに多大なる迷惑をかけることになります。
そうならないためにも、引退を考え始めたらお早めにご相談ください。

少しでも早い準備を始めましょう

現在は問題なく経営出来ていたとしても、今回の新型コロナウイルスの蔓延のように、いつどのタイミングで転機が訪れるかわかりません。

調剤薬局のM&Aは、ご相談をいただいてから完全に引継ぎが完了するまでに、最低でも半年は時間が必要になります。

何かが起きてからではタイミングが遅すぎるということになりかねません。
ハッピーリタイアのために、少しでも早く準備に取り掛かることが重要になります。

ご相談は無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。