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スタッフコラム

本当にリスクが高いのはどれ?転職と承継開業の秘密


なぜ今、承継開業が盛んになっているのか

■薬剤師の転職条件が悪化している

医薬分業後からずっと叫ばれていた薬剤師不足がだんだんと解消されてきており、薬剤師の転職市場での需要がすこしずつ落ち着いてきています。

少し前までであれば年収600万円以上のオファーがあったような薬剤師の方でも、現在転職しようとすると500万円台でのオファーが多かったり、フルタイムのみの場合など、条件の自由度が低くなり、金額面でも条件が悪化している方が多くなっています。

また、2020年の新型コロナウイルス蔓延に伴う調剤薬局業界の変化により、経営状況のよくない薬局が増えたことや、業界の先行きの不透明さから新たな人材を積極的に取りに行く薬局が減り、薬剤師にとっては転職すれば好条件に変わるということも少なくなってきています。

そのため、現在の職場から離れようと考えると別の薬局に転職するのではなく、調剤薬局を開業することでの収入アップを狙う方が増えているのです。

■薬局の廃業も加速

調剤薬局に限った話ではありませんが、日本の多くは中小企業と呼ばれる規模の企業で構成されていますが、この中小企業経営者の平均年齢は年々上がり続けており、2020年現在では60歳を超えています。

少し前であれば、60歳は引退・勇退の目安でありましたが、現在では現役経営者の平均年齢を超えています。とはいっても、60歳を境に引退や勇退、体力面での不安を感じる経営者の方は多く、そういった方々が薬局の廃業や事業縮小を検討するスピードが加速しているのです。
そのため開業希望者にとっても有利な市場状況となっています。

■調剤薬局新設の空きスペースが減少

調剤薬局を今から新設しようとした場合、調剤薬局の運営には処方元の存在が欠かせないですが、現在の日本ではコンビニエンスストアと同等の数の調剤薬局が存在しており、処方元となる医療機関の周辺にはすでに調剤薬局が設立されていることがほとんどです。

また、日本全体の人口も減少傾向にあるため、調剤薬局を新たに設立しても売上が確保できる可能性の高いと見ることのできる地域は年々少なくなってきており、新規開設という選択肢よりも承継開業の存在感も強くなってきています。





開業と転職のメリット・デメリット

では、開業と転職を比較した場合のメリット・デメリットについて見ていきましょう。

■新規開業のメリット

新規開業のメリットはなんといっても、「すべてを自由に決められる」ということでしょう。営業時間や雇用する人数、場所や内装に至るまで全てを自分で決めることが出来ます。

■新規開業のデメリット

新規開業のデメリットは、不確実性の高さでしょう。調剤薬局に限りませんが、新規で事業を立ち上げる場合、事業計画書などで予測を作ることは可能ですが、その数値の根拠は予測でしかなく、確実性が低く、予測よりも上振れることも下振れることもよくあることです。
また、予期していなかった支出があり資金難に陥りやすいのも新規開業の特徴です。

■転職のメリット

転職のメリットは、雇用される安定感でしょう。事業の経営者となる場合には、固定給のような形で収入を確保できる安定性は低くなります。逆に、転職して雇用される場合には、現在働いている形とそこまで変わらずに働くことが出来ます。
また、大手の調剤薬局チェーンなどに転職すれば、給与面での変化はなかったとしても、福利厚生などで実質的に雇用条件が改善されるということもあります。

■転職のデメリット

転職のデメリットは、自由度が低いことでしょう。安定性が高い分、働き方や給与面、仕事内容などは雇用主(薬局)の意向に大きく左右されます。
また、調剤薬局から調剤薬局への転職であれば、雇用条件は変わったとしても、仕事内容は大きく変わらないという部分もあります。こちらはメリットでもあり、人によってはデメリットでもあるでしょう。

■承継開業のメリット

承継開業のメリットは、経営者という不安定さがありながらも、それまでの経営状況を見たうえで開業できるため、将来予測がしやすく、新規で開業するよりは不確実性のリスクが少ないことが挙げられます。
また、新規開業と比べると事業の立ち上がりが早く、利益確保のタイミングが早いことや、承継契約の条件次第にはなりますが働き方や給与面などは雇用よりも自由度が高いということもメリットと言えるでしょう。

■承継開業のデメリット

承継開業のデメリットは、いきなり複数のスタッフをまとめる必要が出てくる場合があること、新規開業よりも多くの資金が必要になることがあることが挙げられます。
すでに承継対象の薬局に雇用されているスタッフは、雇用継続を求められることも多く、初日からスタッフを抱えて仕事をすることも必要になる場合があります。
また、承継に対する費用に関しては、「事業の価値」を算出して金額をすり合わせていくため、すでに利益が出ている調剤薬局であれば新規で立ち上げるよりも高価になることもあります。




最もリスクが高いのは「情報」を持たないこと

ここまで、新規開業、転職、承継開業のメリットデメリットをそれぞれ見てきましたが、それぞれに良いところとリスクとして捉えられる部分があり、一長一短とも取れます。そんな中で、最もリスクが高いことは、「情報を持たないこと」と言えます。
雇用でも開業でもどれを選ぶかは人それぞれであり、絶対的な正解はありません。しかしその中で、適切な情報を持つことが出来なければ、適切な選択は出来ないでしょう。
そのため、キャリア変更を検討する場合には、まずはしっかりと情報収集をすることが重要です。



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CBグループでは、調剤薬局業界を中心として20年以上事業を展開して参りました。その中で、承継開業、新規開業、転職の課題解決をするプロフェッショナル集団として、多数のお客様にご満足いただいてきており、特に調剤薬局の承継では、日本でNo.1の件数実績を誇ります。
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